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about Blue Birdland

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Blue Birdlandについて Maynard Fergusonについて

すべてはファーガソンであり、ファーガソンがすべてだった

サンプルイメージ

このサイトドメインでもあるBlue Birdlandについて、少しだけご紹介しておきましょう。
その前に、一人の人物を紹介しておかなければなりません。
メイナード・ファーガソン(Maynard Ferguson)です。
私は長年、トランペッターのメイナード・ファーガソンの音楽を愛し続けています。彼は1928年生まれ。残念ながら2006年に鬼籍に入ってしまいましたが、今でも不動の人気を持ち続けています。 彼は、トランペットの奏法では限界かと思われる高音域を軽々と吹く「ハイノートヒッター」として知られ、プロ・アマを問わず、世界中のトランペット吹きの憧れの存在でした。生涯を通じてジャズのビッグバンドを率いるバンドリーダーとして活躍しました。

1950年代からジャズのミュージックシーンで活躍してきたメイナードは、20歳代の頃より、ボイド・レイバーン、チャーリー・バネット、スタン・ケントンといった名だたるバンドで活躍し、その後自己のビッグバンドを結成したあとは独自のスタイルであっという間にスターダムを駆け上っていきました。
メイナードのバンド「MFバンド」には優れたミュージシャンが参加し多くの楽曲を提供した他、その後バンドを卒業し有名になったメンバーも多く存在します。
彼が亡くなった2006年の秋、セントルイスで開催された追悼コンサートでは、バンドを育ったミュージシャンが集い代表曲の数々を演奏しました。このコンサートの模様はvideoシューティングされ、映像作品としてリリースされています。クリスチャン・ジェイコブ、ウェイン・バージェロン、カール・フィッシャー...ミュージシャンすべての名を挙げることが難しいくらい豪華な顔ぶれであったことが、この映像をご覧になればお分かりいただけるでしょう。

MFバンドテーマ曲「Blue Birdland」

Bluebird-Land

長年MFバンドのテーマ曲として、ステージでは最初と最後に必ず演奏されたのがこの曲「Blue Birdland」です。
あの「Four Brothers」を書いたジミー・ジュフリー(Jimmy Giuffre)による作曲で、ファンにはおなじみ。
1950年代から演奏されたこの曲ですが、意外もアルバムレコーディングは少なく、メイナードに直接リクエストしたことがあります。「クリスマスソングとバンドテーマをアルバムに入れてください」と。その甲斐があってか、この「Blue Birdland」は1990年のアルバム「Big Bop Nouveau」にフルコーラスで収録され、クリスマスソングはコンコードのオムニバスアルバム「Concord Jazz Christmas 2」に「Christmas Medley」として収録されました。(小さくピース!)

メイナードよ、永遠に

私がメイナードの楽曲に初めて触れたのは、今からもう40年も前のことになります。彼の音楽を愛する地元のビッグバンドのコンサートがファースト・メイナードでした。当時私は、小学校の金管バンドでトランペットを担当していたのですが、普段聞くトランペットといえばニニ・ロッソの映画音楽が多かったのを覚えています。けれどもこの日のコンサートで「征服者」と「ロッキー」が演奏された時、身体中に稲妻が走るような体験をしたことを今でも鮮明に覚えています。
今のようにYouTubeもなければ検索エンジンもない「昭和51年」。その翌日からラジカセにかじりつき、FM番組でメイナードの曲が流れる時を待ち望んだものです。そして初めて「メイナード・ファーガソン」という名前を知り、そこからMFマニアの旅が始まったのです。
このサイトのトップページに書いたように、メイナードの存在を知って、それからの人生が大きく変わりました。MFマニアの友人は人生最大のギフトです。
彼が惜しくも亡くなった時、ブログや雑誌記事で「継承」こそが大切であると説きました。メイナード・ファーガソンというまさにワン・アンド・オンリーの存在を若い世代に語り継ぐこと、それが私たちに課せられたことなんだと。
このサイトを通じて、メイナード・ファーガソンに興味を持ち、彼の作品を聴いてくださる方が一人でも多く増えれば、この上ない喜びです。

listen to Blue Birdland

2016(再リリース) Big Bop Nouveau
1974(Live) Live at Jimmy's
1956(Live) Live at Peacock Lane

MFサイトの再開にあたって

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MFサイトを再公開しました。
1995年に最初の個人webサイトを見よう見まねで作成した頃、「HTMLは手書き」「フォントの色付けはできない」「ローカルからの更新も手動」「個人ドメインはほとんどの方が持っていなかった」というような状況でした。
企業の商用ページが公開され始めたのもこの頃でしたが、当時はまだ企業ドメインよりもNIFTY-Serveのメールアドレスを名刺に刷る方がかっこ良かった、そんな感じでした。HTMLの解説書なるものは皆無で、銀座のイエナという洋書店でやっと一冊の手引き書を見つけ、かじりついて覚えたことを思い出します。

当時のPCとネット環境を語る上で、今でも鮮明に覚えていることがあります。それは、時代の先を見ていた二人の発言です。
当時アスキー社長であった西和彦氏が「やがてパソコンで映画を観ることができるようになる」と唱え、ジャーナリストの山根一眞氏は「薄型液晶が発達し、電車の中で折りたたみ式の液晶画面で朝刊を読めるようになる日が来る」と唱え、当時は周りから揶揄され、冷ややかに受け止められていました。
ところがどうでしょう、その後の商用インターネットサービスの爆速的な普及もあって、人々が個人でインターネットを利用する機会も増え、さらにはモバイル端末の発展と普及による"一人一台"時代が到来し、二人の先見性は多少形は違えども現実のものとなりました。
さて、当時私がホームページを公開した時のテーマは「メイナード・ファーガソン」と「浜田省吾」。あれから数十年経った今でも大好きなアーティストです。
ただ、やがて情報の提供手段も増え、個人サイトで情報発信や交流を深めるというスタイルは次第に薄れてしまい、私もこの二つのサイトは閉じてしまいました。
それから何年が経ったのでしょうか。なぜか、私のMFサイトに関する問い合わせがこの頃相次ぐようになり、せっかく独自ドメインを持っているのも関わらず、何の活用もしていなかったことに気付きました。そして、あれほど仲間で誓った「メイナード・ファーガソンの音楽を継承していく」ということを、私は何もできていないことに気付かされました。こうした経緯があり、今回のリニューアルを行った次第です。
何かのご縁でご覧いただけたなら、嬉しい限りです。
2019年7月11日

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